企業にとっての在庫セールの目的について解説します!

みなさん、これまでに在庫セールを利用して買い物をした経験はあるでしょうか。
消費者からすると、様々な商品を通常より安く購入できるのでありがたい在庫セールですが、店側からするとどのような効果があるのでしょうか。
今回は、様々な店や企業が行う在庫セールの目的について、詳しく説明します。

そもそも在庫セールとは?

2月や3月になると、多くの店や企業でセールが行われますよね。
これらのセールは各企業の決算期を迎える頃に実施されるもので、企業側にも消費者側にも大きな影響を与えるイベントです。
消費者としては、通常時より安く買い物ができるのでうれしいイベントですが、企業側にとって何のメリットもないように感じる方は多いのではないでしょうか。
しかし、企業側もある目的を持って在庫セールを行っています。
では、企業がセールを行うことで達成しようとしている目的とは何なのでしょうか。

企業側のセールの目的

売り上げを上げること

多くの企業が時期ごとに売り上げの目標を定めています。
目標と実際の売り上げに差があった場合、どうにかして決算期前にその差を埋める必要があります。
そのための手段としてセールを行う企業が多いです。
値下げをしても、たくさんの商品が売れれば売り上げは伸ばせます。
多少の赤字は覚悟してでも、とにかく売りまくるという手段をとるのです。

在庫処分

長い間倉庫にしまわれていたことが原因で、汚れてしまったり破損してしまったりする商品が多くあります。
それらは他の商品と比べて質が低いため、他の商品と一緒に並べても売れないことは明白でしょう。
しかしそのような商品をそのままずっと倉庫で保管したままにしていると、損失に繋がってしまう可能性が非常に高いです。
そのため、できるだけ早く売ってしまう必要があります。
そこでとられるのが、セール期間に値段を割り引いて売却するという手段です。
原価を下回る値段で売ってしまうと、損になるのではないかと考える方がおられるでしょう。
しかし実際は倉庫で保管したままにしておくより、原価を下回った値段でも売却してしまう方が損失を軽減できるのです。

 

決算状況をよくするため

企業の財務書類の1つである「貸借対照表」は、企業の資産状況を表す書類です。
この中に在庫を意味する「棚卸資産」という項目があります。
投資家が株を購入する際に重要視するのはこの「棚卸資産」つまり在庫ではなく現金なのです。
つまり、在庫がたくさんある企業よりも現金がある企業の方が魅力的なのです。
このような目的を達成するためにセールは行われるのです。

 

まとめ

今回は、様々な店や企業が行う在庫セールの目的について、詳しく説明しました。
在庫セールは一見、消費者にとってのみ嬉しいイベントのようにも思えますが、実は企業としてもそれぞれの目的達成のために行っているのです。
今回の説明に関してご不明な点などございましたら、お気軽に当社までご連絡ください。

また当社では、閉店商品・倒産商品の買取を強化しています。
どのような商品が買取可能なのか閉店倒産商品ページをご確認ください。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です