「会社にある在庫を処分したい」
「在庫処分の仕訳について知りたい」
このようにお考えの方は多いでしょう。
今回は、勘定科目と在庫処分を行ったときの仕訳についてご紹介します。
会社にある在庫を処分したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
勘定科目について
勘定科目とは、取引に関する内容を分かりやすく分類するための簿記の科目のことです。
貸借対照表には、在庫(棚卸資産)という勘定科目はなく、次の5つで表記されます。
・商品
商品とは、仕入れて売るための品物です。
仕入れたままの状態で売るため、加工はされていません。
卸売業・小売業で使用されることが多い勘定科目です。
・原材料
原材料とは、製造業等で加工前される前の状態のもので、物を作るときの元となります。
・仕掛品
仕掛品とは、原材料の加工がまだ途中のものです。
・製品
製品とは、原材料を加工して作られた品物で、まだ売れていないものです。
原材料を加工し終えると、仕掛け品から製品になります。
・貯蔵品
貯蔵品とは、販売目的ではなく、事業活動内で使用するために購入したけれど、未使用の品物です。
切手・収入印紙などが該当します。
在庫処分を行ったときの仕訳について
「余った在庫を処分したいが、仕訳はどうなるのかな」
「在庫処分の仕訳をどのようにやったら良いのかわからない」
このようにお考えの方は多いでしょう。
在庫処分を行ったときの仕訳を2つご紹介します。
セールで値引き販売を行った場合と業者に在庫の買取を依頼した場合について
これらのケースは、通常の販売取引と同じ仕訳です。
借方が現金預金の金額、貸方が売上高の金額です。
さらに、借方には仕入れ額(売上原価)、貸方には棚卸資産の金額を記帳する必要があります。
在庫を廃棄処分した場合について
在庫を廃棄処分した場合は、仕訳自体はかなりシンプルで、借方が棚卸廃棄損の金額、貸方が棚卸資産の金額として計上します。
在庫を廃棄処分する場合は、その証明書が必要になるので忘れずに用意しておきましょう。
これで処理は終わりです。
法人における処理の場合は、棚卸廃棄損の勘定科目は、特別損失の項目に含めるものとなっています。
まとめ
本記事では、勘定科目と在庫処分を行ったときの仕訳についてご紹介しました。
在庫処分をすることは、仕訳の際に節税に有利に働きます。
本稿が皆さんのお役に立てれば幸いです。
当社は、在庫買取や中古品の取り扱いも行っていています。
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