在庫の処理をお考えの方へ!期首棚卸高と期末棚卸高の違いをご説明します!

製造業・卸売業・小売業等で会計などの仕事している際に、期首棚卸高と期末棚卸高を耳にしたり書類で見たりしたことがある方は少なくないでしょう。
これらはどちらも会計用語です。
そこで今回は、期首棚卸高と期末棚卸高をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
 

期首棚卸高とは?

 
期首棚卸高とは、期首の時点で前期から繰り越された資産のうち、在庫として残っている製品・商品などの在庫金額を指します。
簡潔に言うと、前期に棚卸資産として繰り越され、売れなかった商品や製品のことです。
 
仕入れに必要な費用を今期の経費にすべきではない、という費用収益対応に基づいて、売上原価が全てその年度の仕入れに必要な経費となるわけではありません。
前期末からの在庫製品が利益になっていない中で、期末商品棚卸高の分を引いて計算します。
 
期首商品棚卸高・期首製品棚卸高といった区分があります。
企業会計における費用収益対応の原則に基づいて、原価を計上する必要があります。
売上原価については、期首棚卸高に今期の仕入高を加算し、期末棚卸高を引いて算出します。
期首棚卸高の消費税の課税取り扱いは、一般的に対象外となります。
 

期末棚卸高との違いをご紹介!

 
期首棚卸高と似た言葉に、期末棚卸高があります。
期首棚卸高は、期首にあった商品・製品の総額のことですが、期末棚卸高とは、期末にあった商品・製品の総額のことを指します。
 
期首は会計期間の最初で、期末は会計期間の最後のことです。
たとえば、4月1日〜翌年の3月31日までを会計期間とする会社であれば、4月1日が期首、3月31日が期末にあたります。
 
売上総利益は、売上高から売上原価を引くことで計算できますが、その売上原価を出すためには、期首棚卸高と期末棚卸高を知っておく必要があります。
下記の式を用いて売上原価は算出されます。
「売上原価=仕入高+期首棚卸高-期末棚卸高」
 
期首棚卸高は、当期首の商品棚卸高であり、同時に前期の期末商品棚卸高でもあります。
ここから、会計期間中に仕入れや返品などを行うことで、最終的に両者に差額が生じます。
差額がいくら生じているかをしっかり把握し、売上原価を正確に計算するためには、年度末などに棚卸を行うことが重要です。
 

まとめ

 
今回は、期首棚卸高と期末棚卸高についてご紹介しました。
本稿が皆さんのお役に立てれば幸いです。
在庫処分に関するご質問や買取のご依頼は、お気軽に当社までお問い合わせください。

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