棚卸資産とキャッシュフローについてご説明します!

経営者の方が身につけておきたい会計知識に、棚卸資産とキャッシュフローがあります。
そこで今回は、棚卸資産の定義とキャッシュフローとの関わりについてご紹介します。
不良在庫について情報をお集めの方は、ぜひ参考にしてみてください。
 

棚卸資産の定義について

 
商品を仕入れただけでは、仕入れに使ったお金は費用にはなりません。
仕入れた商品は、売却されたときに初めて、その売れた分の金額が費用になります。
これを売上原価と言います。
売上原価は、売り上げた分の原価のことを指します。
 
では、まだ売れていない在庫や、最後まで売れなかった分についてはどうなるのでしょうか。
売れ残って倉庫に保管されている商品の仕入金額については費用になりません。
これが棚卸資産にあたります。
 
つまり、棚卸資産とは平たく言うと在庫のことです。
棚卸資産は管理がとても大切です。
 
たとえば、商品を大量に仕入れても、それが少ししか売れていないと、費用にあたる売れた分の仕入金額も少しになります。
そのため、会計上は黒字であっても、全体の支払いに多額のお金を使ってしまっていて、お金がないという事態が起こります。
 

棚卸資産とキャッシュフローの関わりについて

 
棚卸資産の管理の際にキャッシュフロー計算書が必要なのは、現金の流れを正確に把握できるというのが理由です。
「黒字倒産」という言葉をご存知でしょうか。
黒字倒産とは、上記でもご説明したように、会計上は黒字であるはずなのに、資金繰りがうまく行かずに経営難に陥ることです。
なぜ黒字倒産が起きてしまうのかというと、1つの大きな理由に手元に現金がないということが挙げられます。
 
取引は現金だけでなく掛取引で行われることもあります。
掛取引の場合は、実際にお金が支払われるまでに時間がかかります。
その間、現金が不足してしまうと、新たな仕入れができず、経営が悪化してしまいます。
 
黒字倒産を防ぐには、手元にある現金の管理が不可欠です。
キャッシュフロー計算書は、在庫をマイナスとして処理し、現金の流れを数値化してくれます。
したがって、キャッシュフロー計算書で現金の流れを把握することが、黒字倒産の発生を防止することにつながります。
 

まとめ

 
本記事では、棚卸資産の定義とキャッシュフローとの関わりについてご紹介しました。
本稿が皆さんのお役に立てれば幸いです。
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