棚卸高を求めるためには在庫数と仕入単価が重要?

在庫を抱えている場合、棚卸高がどのくらいなのかをしっかり把握しておきたいものです。
それでは、棚卸高はどのようにすれば正確に求められるのでしょうか。
今回の記事では、棚卸高について解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

棚卸高の計算方法とは?在庫数と仕入単価が重要?

棚卸高は、棚卸資産の期末在庫の数量を調査した後に、その数量に仕入単価を掛けることで求められます。
在庫は実際の数量を棚卸により確定できますが、仕入単価は、その事業年度中に同じであるとは限らないため、違う単価で仕入れした場合があることを考慮して、棚卸資産を評価する必要があります。

それでは、次の項で棚卸資産の評価方法について解説します。

どのように評価されるの?棚卸資産の評価方法について解説!

棚卸資産の評価方法としては、大きく分けて「原価法」と「低価法」の2つがあります。
まず「原価法」とは、取得原価をもとに評価を行い在庫単価を決定する方法で、全部で6種類の方法があります。
次に「低価法」とは、棚卸資産の期末時点での時価と原価法とを比較して、いずれか低い方の金額を評価額とするものです。
その中でもここでは、4種類の原価法について解説します。

1つ目は「最終仕入原価法」です。
名前から分かるように、1番最後に仕入れた原価を在庫単価とする方法です。
計算は最も簡単ですが、価格が大きく変わっている場合は、実際の取得原価との誤差が大きくなるので注意が必要です。

2つ目は「個別法」です。
商品を1つずつ個別に管理して評価する方法であり、他の方法と比較して最も正確な計算方法だと言えますが、同じような規格の商品を扱う場合にはあまり向いていません。
そのため、土地や建物のように個別での管理が必要な場合に用いることをおすすめします。

3つ目は「総平均法」です。
会計期間の平均仕入単価をもって在庫評価を行う方法で、比較的簡単な計算方法です。
この方法は、粉末と液体を調合して保管する場合のように、仕入れた順番が明確でない際に用いることがあります。

4つ目は「移動平均法」です。
仕入れを行う度に仕入れた商品と在庫品との平均単価を求める方法で、仕入する度に計算する必要があるため、計算回数が多くなります。
しかし、仕入する度に単価を算出するので、最新の在庫金額を把握できるメリットがあります。

まとめ

棚卸高の求め方についてご理解いただけましたでしょうか。
本記事が棚卸高を求めたい方の参考になれば幸いです。
また、棚卸高が高いことは、在庫をそれだけ抱えていることを意味するので、その場合は在庫処分を検討すると良いでしょう。

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