仕掛品と在庫は具体的にどんな違いがある?イメージを解説します!

「仕掛け品と在庫の違いって何があるのかな」
期末評価をする際にこれら2つの違いが分からず、困ってしまう方がいます。
結論からいうと、仕掛け品とは在庫の1つです。
今回は仕掛け品と在庫の内容を述べながら、違いについて詳しく紹介します。

仕掛け品と在庫の違い

まずは在庫とは何かから理解しましょう。
在庫とは、最終的に販売または使用することを目標に、保管・所有しているものを指します。
例えば、スーパーのような小売業の在庫では仕入れた製品は販売するための在庫です。
病院や介護施設などでは、トイレットペーパーは使用するための在庫となります。

在庫は正しく管理をしないと、無駄に蓄積されるだけです。
管理が追い付かない過剰な在庫は、しっかりと管理するために減らすことが大切です。

続いては仕掛け品とは何か理解しましょう。
仕掛け品とは3種類ある製造業における在庫のうちの1つです。
製造業の在庫とは、具体的には「部品と原材料」、「仕掛け品(半製品)」、「完成品(製品)」があります。
これらは会社の資産にあたり、会計上は棚卸資産として計上されます。

仕掛け品を資産として計上する場合について

仕掛け品の期末評価は定められた方法で正しく評価し、計上する必要があります。
また、法人税においては棚卸資産の価格の評価は事業によって、以下の区分ごとに一定の評価により行われる必要があります。

・商品または製品(副産物および作業くずを含まない)
・半製品
・仕掛け品(半成工事を含む)
・主要原材料
・補助原材料その他の棚卸資産

棚卸資産として計上する方法には大きく原価法と低価法があります。
前者における評価方法には以下のものがあります。

・最終仕入原価法
・個別法
・先入先出法
・総平均法
・移動平均法
・売価還元法

これらのうち、どちらを選ぶかは事前に税務署に申請する必要があります。
実際には、棚卸方法の届出は設立第1期の確定申告書の提出期限、変更届は事業年度開始日の前日までとなります。
一般的には法定評価方法である最終仕入原価法を取り入れることが多いです。
これは、棚卸資産の種類などの同じものについて、年度終了時から最も近い時に取得した価格をその単位あたりの評価額とするものです。

具体的な仕入れ評価は製造に用いた材料や経費が増えるほど、複雑化します。
そのため、会計ソフトよりも原価計算システムの導入で効率化する手もアリでしょう。

まとめ

仕掛け品とは3種類ある製造業における在庫のうちの1つであることを紹介しました。
従って製造業では仕掛け品を含む、3つの在庫管理を適切に行う必要があります。
管理を怠ると不良在庫や過剰在庫を発生させてしまいます。
在庫処分の際はぜひ当社にお声がけください。

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