棚卸資産の評価方法を選択する際に、どの評価方法を採用すべきか分からないという方も多いでしょう。
評価方法を選別する際には、それぞれのメリットやデメリットを把握することが大切です。
そこで今回は、棚卸資産評価方法の1つである個別法について解説します。

原価法による資産評価方法である個別法とは？

一口に棚卸資産の評価方法と言ってもさまざまですが、今回は、最も正確な評価方法と言われる個別法について解説します。
個別法は、原価法を使った棚卸資産の評価方法の1つです。
具体的には、個々の棚卸資産の仕入価格を取得原価と見なす評価方法です。

数ある棚卸資産評価方法の中でも、棚卸資産の評価額は元より、原価と売上が完全に対応しているため、正確性に優れた評価方法と言えるでしょう。
すなわち、棚卸資産の中でも、個別性に優れた資産ほど相性が良いと言えますね。
優れた個別性を持つと評価される棚卸資産には、宝石や不動産、美術品などが該当します。

とはいえ、評価可能な資産対象が限定的であるため、評価方法を選ぶ際には慎重に吟味しましょう。

原価法による棚卸資産の評価方法である個別法のメリットとデメリットをご紹介！

最も正確な棚卸資産評価方法と呼び声高い個別法ですが、もちろんメリットとデメリットが存在します。
ここでは、メリットとデメリットについて詳しくご紹介します。

個別法のメリットとは？

個別に計算することで、正確に期末価格を取得原価で評価できる点がメリットとして挙げられます。
また、期末価格だけではなく、原価と原価が完全に対応しているため、期間損益の計算にも活用されています。

個別法のデメリットとは？

もちろんメリットばかりではなく、デメリットも存在します。
最も大きなデメリットとしては、管理に手間がかかる点が挙げられます。
また、その名の通り仕入価格を棚卸資産別に管理する評価方法であるため、納品書や請求書の管理を徹底する必要があります。
受け入れから出荷までの一連の流れを全て個別で対応するため、他の評価方法と比較しても、多くの手間がかかることは否めません。

まとめ

この記事では、原価法による棚卸資産評価方法の1つである個別法について解説しました。
資産の評価方法を選別する際には、メリットとデメリットを押さえてくことが大切です。
当社では、閉店商品・倒産商品の買取を強化しています。
どのような商品が買取可能なのか「閉店倒産商品」ページをご確認ください。

閉店商品・倒産商品の買取を強化しています。

どのような商品が買取可能なのか「閉店倒産商品」ページをご確認ください。