棚卸しないといけないとお考えの方へ!棚卸の際の注意点を解説します!

「棚卸をしないといけない」
製造業・卸売業・小売業等の事業者の方で、このようにお考えの方がいらっしゃるでしょう。
棚卸について、正確な目的をよく理解しないまま行っていてもあまり意味がありません。
そこで今回は、棚卸とその注意点についてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
 

棚卸について

 
なぜ棚卸を行う必要があるのでしょうか。
それは、正確な利益の算出と在庫管理を適切に行うためです。
棚卸とは、決算作業における1つの重要な手続きで、商品の在庫がどのくらい残っているかチェックすることで、企業の利益を正確に把握します。
 
会社はいくら売上げて、その売上げを達成するためにいくらコストがかかって(売上原価)、その結果いくらほど儲かったのか(売上総利益)を毎年計算する必要があります。
売上原価とは、その年に売上げた商品の仕入れ金額で、売上総利益はその年の商品売買によって儲けた金額のことです。
売上総利益は、売上から売上原価を差し引いた金額なので、売上総利益を確定させるためには、売上と売上原価を計算する必要があります。
 
また、商品の品質をチェックして価値を算出する資産評価も棚卸の1つです。
実店舗のある小売りでは昔から行われています。
近年活況を見せるECサイトでも、資産評価が定期的に行われています。
 

棚卸をする際の注意点について

 
棚卸には注意すべきポイントが2つあります。
1つ目は、棚卸表を7年間保存する必要があることです。
企業は棚卸の結果を棚卸表に記載する必要があります。
棚卸表は、棚卸実施日から最低でも7年間は保存することを、国税庁により定められています。
 
そのため、誤って紛失したり破棄したりしないように、大切に保管しておくと良いでしょう。担当者が変わるタイミングで所在を伝えることも忘れないでくださいね。
 
なお、平成30年4月1日以降のいずれかの事業年度内に欠損金が生じた場合は、棚卸表を10年間保存する必要があるので注意が必要です。
 
2つ目は、数だけでなく品質も確認することです。
数量はもちろんですが、在庫の品質状態を確認することも大切な棚卸の業務の1つです。
在庫の状態をしっかりと見極め、破損や状態不良などはないか確認しましょう。
異常を発見した場合は担当者に忘れずに報告してくださいね。
 
棚卸しで商品として販売できないと評価された在庫は、経理上「損金」として処理できます。
 

まとめ

 
本記事では、棚卸とその注意点についてご紹介しました。
本稿が皆さんのお役に立てれば幸いです。
在庫処分に関するご質問や買取のご依頼は、お気軽に当社までお問い合わせください。

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どのような商品が買取可能なのか「閉店倒産商品」ページをご確認ください。

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