不良在庫の会計処理はどうする?

「不良在庫を処分するメリットはあるの」
「不良在庫の会計処理について知りたい」
この記事では、不良在庫を処分するメリットと不良在庫の会計処理について解説します。
不良在庫に関してお悩みの方は、必ず役に立つ内容なのでぜひ参考にしてください。

不良在庫は処分することでどういうメリットがある?

まずは、不良在庫を処分するメリットについて見ていきましょう。
ここでは、3つのメリットについてご紹介します。

1つ目は、管理するコストを減らせることです。
不良在庫があると、保管に必要な費用がかかってしまいます。
そして、在庫が多ければ多いほど、管理費や維持費も高くなってしまいます。
売れる見込みがない商品に費用をかけるのは勿体ないので、不良在庫は処分することを行うことをおすすめします。

2つ目は、金融機関からの融資を受けやすくなることです。
融資を受ける際に、在庫回転率を見て判断する場合があります。
そのため、不良在庫を抱えていると、金融機関からの融資を受けるときに問題視されてしまいます。
不良在庫の処分は融資の審査にも影響することを覚えておきましょう。

3つ目は、節税の効果があることです。
在庫は棚卸資産となるため、税金が発生してしまいます。
セール品として価格を下げて販売することで、売れやすくなる傾向にあります。
そうすることでも在庫を処分できます。

また、不必要な在庫を廃棄する方法もあります。
これにより、棚卸資産を減らせるので、節税につながります。

不良在庫の会計処理について

ここからは、不良在庫の会計処理についてご紹介します。

不良在庫を廃棄することで、商品廃棄損と言われる損失額が発生します。
そして、商品廃棄損は、特別損失として会計処理を行いましょう。
商品廃棄損が毎回発生してしまう業種は別ですが、それ以外の場合は臨時的などとして考えることができるため、特別損失に計上してもさしつかえありません。

しかし、仕入れた商品を仕入高に計上したまま、売り上げの原価を構成している場合があります。
それだと、利益率が下がり、売り上げの利益が減少してしまいます。
さらに、金融機関での格付けにおいて不利となるため、お金を借りやすい決算書ではなくなります。
金融機関の格付けを考えたとき、売り上げ総利益と営業利益を大きくすることが大切です。

また、商品廃棄損の金額を売り上げ原価に含めてしまった場合、自社の原価管理を正しく行えなくなります。
原価率をうまく管理することで、売上総利益と営業利益をどうやって増やすかはとても重要な課題でもあります。

まとめ

この記事では、不良在庫を処分するメリットと不良在庫の会計処理について解説しました。
ぜひ、不良在庫を減らすことで、コスト削減や節税につなげましょう。
皆さんもこの記事を参考に不良在庫を処分してみてはいかがでしょうか。
不良在庫の処分に関してご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください。

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