在庫と利益の関係について理解したい方へ!専門家が解説します!

「在庫ってあればあるほど良いの?」
「どれくらいの量が最適な在庫の量なのか知りたい」
このような悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
在庫が増えれば利益が増えるという言葉もあり、在庫は多い方が良いと思っている方もいると思いますが、実際は違います。
そこで今回は在庫と利益の関係について解説します。

在庫と利益の関係とは

在庫が増えれば利益が増えると言われる所以は売上原価の計算方法にあります。
在庫に関係する売上総利益は、売上から売上原価を引いて求められますが、売上原価は仕入れても売れていない在庫分は含めてはいけません。
そのため、仕入れから在庫を引いて求める必要があります。
つまり、在庫が多ければ多いほど売上から引くはずの売上原価が低くなるので、帳簿上での売上総利益は増えます。

しかし、実際は在庫は少ない方が良いです。
在庫はあくまで物なので、資金繰りには使えませんが、新たに商品を仕入れるためにはお金が必要です。
例えば、200万円で仕入れて40万円分の在庫が残るより、180万円で仕入れて15万円分の在庫が残る方が、同じ売上原価でも手元に残るお金が多いので資金繰りをする上で有利と言えます。

また、食品の在庫であれば消費期限や賞味期限切れ、雑貨の在庫であれば流行遅れで売れなくなるなど、在庫が多いとリスクを背負いますし、在庫の保管スペースも圧迫してしまいます。

重要なのは、仕入れた物を最終的に現金化することです。
いくら売上総利益が増えたとしても、最終的に現金化できなければ意味がありません。
在庫が増えれば利益が増えるというよりは、在庫は売上原価を計算する上では除く必要があるだけというわけです。

在庫を制するものはお金を制する?

例えば、在庫の現金化が早ければお金に余裕が生まれるので成長投資が加速します。
また、在庫が少なければ在庫の値下がりに伴うお金の損失リスクが小さくなります。
このように、在庫とお金の関係を理解し、在庫を制するものはお金を制するのです。
そして、会社の資金が潤沢になればなるほど、規模を広くでき、会社の成長スピードはどんどん加速しますよね。

実際に多数の在庫削減を重要視してきた会社は驚きのスピードで世界的企業へと成長しました。
在庫は、会社の成長と衰退を分かつ重要なポイントと言えるでしょう。

まとめ

今回は在庫と利益の関係について解説しました。
在庫を減らす重要性はご理解いただけたでしょうか。
当社は家電や食品、アクセサリなどさまざまな商品を買取させて頂いております。
買取査定のお見積もりは完全無料ですので、在庫処分にお困りの方はぜひ当社までお問い合わせください。

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