在庫に悩んでいる方必見！在庫があるメリットとデメリットについて紹介します

在庫は少ない方か多い方かどちらが良いのか分からず悩んでいる方も多くいらっしゃると思います。
確かに在庫があることの賛否は様々ですよね。
そこで今回は在庫があることのメリットとデメリットについて紹介したいと思います。

在庫があるメリット

在庫があることは悪だという考え方が広まっていますが、ある程度の在庫を維持しておくことは経営を継続するのに必要不可欠です。
1つ目の在庫があるメリットは機会損失の減少です。
機会損失とは売買によって生じた損失ではなく、最善の意思決定をしないことで多くの利益を生む機会を逃すことで起こります。

具体的にいうと需要が急激に高まると多くの方が購入しようとしますよね。
このときに在庫があれば全ての顧客が商品を購入でき、会社も多くの利益を得られます。
しかし、在庫が足りていないと、全ての人に供給できず本来なら会社が得られた利益も失うことになります。

2つ目のメリットはスケールメリットによるコストカットが可能ということです。
よく大量に仕入れると1つあたりの仕入れ値が安くなると聞いたことがありませんか。
一括で仕入れると業者の負担も少なくなり、発送費などの経費も抑えられるため1つあたりの原価が安くなります。

在庫があるデメリット

上記で在庫があるメリットについて紹介しましたが、在庫が多すぎるとデメリットも発生します。
1つ目のデメリットは商品の価値が低下してしまうことです。
商品は時間が経過していくごとに質が落ちてしまいます。
いくら欲しいものでも劣化した商品を買おうとは思わないですよね。
さらに質が落ちていなくても時間が経つと商品は陳腐化していきます。

陳腐化とは商品が時代遅れになったり互換性が途切れて商品の価値が落ちたりしてしまうことです。
商品の価値が落ちると定価で売ることは難しくなるでしょう。

2つ目のデメリットは企業の鈍化を招く恐れがあることです。
在庫を多く抱えていると在庫を確認する作業や機械の不良品の対応に追われるなどの余分な作業が増えてしまい、現場の改善が滞ります。
また、在庫が多いと物理的に社内の環境が見えづらくなるため管理体制の見直しが難しくなります。