棚卸しのミスはバレるのか解説します!棚卸しで差異が発生する原因もご紹介!

棚卸しでミスしてしまった場合にそれがバレるのか不安に思う方は多くいらっしゃるでしょう。
多くの在庫を確認する作業であるため、ミスが生じることは十分あり得ます。
今回は、棚卸しのミスはどのようにバレるのか解説するのでぜひ参考にしてください。
また、差異の原因も紹介するので棚卸しの際に活かしてみましょう。

棚卸しのミスはバレる?

一般的に、棚卸しは2種類に分けられます。
実際の現場で在庫数を確認する実地棚卸と、仕入れた商品から売れた商品の数を差し引いて在庫を確認する帳簿棚卸の2つです。
これら2つが存在するため、ミスがあると実際の数と帳簿上での数が異なり、バレてしまうのです。

そして、帳簿と実地の数が異なった場合には、帳簿の修正が行われます。
実際の在庫数は変更できないため、実地棚卸の数値に合わせて帳簿を修正します。

在庫数は常に帳簿をつけているため、棚卸しでミスした場合はどうしてもバレてしまいます。
人間の行う作業ですので差異が発生することは十分あり得ますが、無駄な作業を増やさないためにも、その差異をできるだけ少なくすることが大切です。

棚卸しの差異の原因とは?

1つ目の原因は、数え間違いです。
会社の規模にもよりますが、一般的にチェックする在庫数はかなり多いです。
そのため、数え間違いが生じてしまい、その結果棚卸しに差異が生じることがあります。

2つ目の原因は、入庫時の処理のミスです。
商品を入庫した時点で数を数え間違っていると、正しく販売されたとしても確認の際に数がずれてしまいます。

3つ目の原因は、間違った数を販売していることです。
店頭でレジ打ちする際に間違った数を入力してしまうと、当然棚卸しにも影響が出ます。
このケースは似ている種類の商品で発生することが多いため、レジで商品が正しく管理されているか確認することも大切です。

4つ目の原因は、間違って入力した記録が残っていることです。
同じ商品を2重で記録していたり、レジでの打ち間違えを取り消し忘れていたりする場合には、差異が発生してしまいます。
原因が明確でない場合に、間違って記入していたというケースは多くあるので、差異が発生したときには間違いを確認することも大切です。

まとめ

棚卸しのミスはバレるのか、そして棚卸し差異の原因を紹介しました。
原因を理解した上で、ミスが生じることのないような棚卸し、在庫管理を行うことが大切です。

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個人事業主が在庫廃棄の仕訳をする際の注意点について解説します!

個人事業主として商売していると、在庫の管理に困ってしまうことがあるでしょう。
そのような場合には在庫廃棄がおすすめです。
在庫廃棄することで、在庫管理費を減らせますし、それ以外のメリットも存在します。
今回は、在庫廃棄を仕訳する際の注意点を、そのメリットとともに解説します。

個人事業主が在庫廃棄を仕訳する際の注意点とは?

在庫廃棄を仕訳する際には、理解しておきたいいくつかの注意点があります。

1つ目は、記録を残しておくことです。
棚卸は課税所得に直結するため、税務調査で優先的にチェックされる項目です。
そして、決算の際には税務署に棚卸の内訳書を提出する必要があります。
在庫廃棄をした場合、この内訳書の棚卸資産の部分に在庫廃棄を記録しなければいけません。

税務調査の対策として、廃棄棚卸資産のリストや廃棄業者からの請求書や領収書などの廃棄の事実を証明できる記録を準備しておくことが大切です。
それらの記録が残っている場合は、税務調査の際に計上の妥当性を示しやすくなります。

2つ目は、在庫廃棄は決算までに完了しておくことです。
決算日までに在庫廃棄を完了していなければ、在庫処分費として処理できなくなってしまいます。
そのため、節税対策として在庫廃棄する際には、余裕を持って行うことがおすすめです。

決算時に在庫を減らした方が良い理由とは?

決算時に在庫を減らすことは、以下の理由から非常に効果的です。

1つ目の理由は、税金面でメリットがあることです。
決算時に在庫を減らしておくことで、売上総利益が減少するため、税負担が軽減されます。

2つ目の理由は、キャッシュフローの悪化を防げることです。
在庫は期末に棚卸資産として扱われます。

しかし、在庫は売れない限り現金化できないため、販売できない在庫が増えていくとキャッシュフローが悪化してしまいます。
そのため、在庫を処分することでキャッシュフローの悪化を防げます。

ここで、在庫処分におすすめできるのが、在庫買取です。
当社のような会社に買取を依頼することで、在庫を減らせるため、在庫処分をお考えの方は検討してみると良いでしょう。

まとめ

今回は、在庫廃棄を仕訳する際の注意点とメリットについて解説しました。
在庫で悩んでいる場合は、解説した注意点を意識しながら在庫廃棄すると問題が解決できるでしょう。

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棚卸対象外とは?棚卸の対象になるものとそうでないものを解説します!

棚卸には対象のものと対象外のものが存在します。
それらを正しく理解していなければ、必要なものを計上し忘れたり、不必要なものを計上したりしてしまうことがあるため注意が必要です。
そこで今回は、棚卸対象外のものとは何か解説します。
税務調査で依頼しやすいポイントも解説するので、棚卸の際にぜひご活用ください。

棚卸対象外のものとは?

商品や在庫には、棚卸の対象になるものとならないものが存在します。

まず、棚卸の対象になるものは、商品や製品、原材料、副産物などです。
そして、棚卸の対象にならない棚卸対象外のものは事務用消耗品、作業用消耗品、包装材料などです。

毎年一定量を取得するものであれば、購入時に費用処理しても良いという規定がありますが、営業実態によってそれらは異なることを理解しておきましょう。
また、決算の際には棚卸対象のものを忘れずに確認することが大切です。

ここで、棚卸の際に発生した在庫の処分に迷っている方におすすめなのが、当社のような在庫買取です。
在庫買取を依頼することで在庫管理費用を大きく減らせるため、在庫処理に悩んでいる方は利用を検討すると良いでしょう。

税務調査で指摘されやすいポイントをご紹介!

ここからは、税務調査で指摘されやすいポイントを紹介します。

1つ目のポイントは、廃棄損です。
販売見込みがない商品を処分して廃棄損とした場合は、その理由や証明が求められます。
棚卸資産を簡単に削減できることから、慎重にチェックされるようになっています。
調査の対策としては、証拠になる資料を保管し、なぜ廃棄したか説明できるようにしておくと良いでしょう。

2つ目のポイントは、減耗損です。
記録もれや盗難などが原因となって帳簿と実際の在庫が一致しない場合は、減耗損を計上します。
ここで多くの減耗損がある場合は、在庫の管理に問題があるとされて、詳しく調査が行われます。
減耗損の発生時期がわからなくなってしまうことが多いため、実地調査を1年で数回行うことがおすすめです。

3つ目のポイントは、評価損です。
評価損は一定要件を満たしていない限り損金に計上できないため、調査の際はその要件を満たしているかチェックされます。
そのため、災害による損傷と著しい陳腐化という要件を満たしているかを事前にチェックしておきましょう。

まとめ

今回は、棚卸対象外のものとは何か解説しました。
棚卸の際に必要なものを正確に計上できるように、事前にきちんと準備しておきましょう。

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棚卸を過少申告するとどうなるか解説します!

棚卸後に存在する税務調査をご存知でしょうか。
決算前に棚卸した場合、調査官によってその棚卸が正しいものかチェックされます。
また、その調査で棚卸の過少申告が見つかってしまうと、一定の罰則が下されます。
今回は、税務調査の流れと、棚卸を過少申告した場合にどうなるのか解説します。

税務調査の流れとは?

一般的に、税務調査は以下のようにして行われます。

まず、棚卸資産を記録、計算するまでの流れをチェックされます。
実地棚卸を、いつ、誰が行ったかなどを詳しく聞かれます。
そのため、質問に的確に答えられるように事前に流れを把握しておきましょう。

次に、実地棚卸をしたときの記録のチェックが行われます。
ここでは、調査官に答えた内容と在庫の数量を記した帳簿に矛盾がないかチェックされます。
対策としては、不正が行われてないことを示すためのメモや帳簿をきちんと保管しておくことが大切です。
また、回答と記録に矛盾がある場合は調査に時間がかかることがあるため、帳簿のチェックは前もってしておきましょう。

最後に、在庫の保管状況を調査されます。
この過程では、調査官が実際に倉庫に行って、在庫の保管状況をチェックします。

帳簿上で処分されたとされている在庫が残っていないか、記録忘れがないかを事前にチェックしておきましょう。
そして、当社のような在庫買取会社に買取を依頼した在庫が残っていないかもチェックが必要です。

棚卸を過少申告するとどうなるの?

棚卸を過少申告した場合は、支払う税が加算されます。

まず、仮装や隠蔽をした場合は、重加算税の対象となり35パーセントの税が課されます。
また、それらに該当しない場合でも、過少申告加算税として10パーセントの税が加算されることを理解しておきましょう。

隠蔽行為は具体的には、二重帳簿を作成していたり、帳簿の改ざんや意図的な違算をしたりしていることが挙げられます。
そして、過少申告加算税の対象となるのは、棚卸資産の評価換えにより過小評価している場合や、交際費や寄付金を他の費用科目に計上している場合などです。

ほとんどの場合、過少申告は税務調査の際に見つかってしまうため、棚卸の仮装や隠蔽はしないようにしましょう。

まとめ

今回は、税務調査の流れと、棚卸を過少申告した場合にどうなるのか解説しました。
棚卸の際には、過少申告が見つかって加算税を支払うことがないように気をつけましょう。

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個人事業主が棚卸しないとどうなるのか解説します!

個人事業主の方の中には、棚卸しなくても問題ないのではないかとお考えの方がいらっしゃるでしょう。

しかし実際はそのようなことはなく、在庫がある場合には棚卸が必要です。
また、在庫にはいくつか種類があることを理解することも大切です。
今回は、棚卸しないことのリスクについて解説するので、ぜひ参考にしてください。

棚卸資産とは何か解説します!

棚卸資産とは、商品や製品、仕掛品、貯蔵品などの在庫のことを指します。

しかし、棚卸の際に忘れてはならない在庫はそれだけではありません。

まず、期末前に注文して期末後に届く未着品があります。
3月31日を期末とする場合、期末以前に注文して4月以降に届いた場合などは未着品として取り扱う必要があるため注意しましょう。
また、発送は完了したが、売り上げていないトラック在庫も棚卸の際に在庫として扱うため、忘れないことが大切です。
これは、3月31日を期末とする場合に4月以降に先方へ渡して売り上げるために、期末以前にトラックに積み込んだ商品も在庫の対象だということです。

未着品やトラック在庫などの一見在庫だとは思わないようなものもあるため、棚卸の際には記入やチェック漏れがないことを確認しましょう。

個人事業主が棚卸しないリスクとは?

ここからは、個人事業主が正しく棚卸しないことで発生するリスクについて解説します。

そもそも小売業や卸売業などの、明らかに在庫があると想定される商売をしているにもかかわらず、青色決算申告書や収支内訳書の期末商品棚卸高が記入されていない場合は、税務署が調査を行う可能性が非常に高まります。
その場合には、税務調査を受けることで、在庫をきちんと計上させられて追徴税率を課税されてしまいます。
そのため、確定申告の前には、棚卸資産の記入を忘れていないかチェックすることが非常に大切です。

ここで、在庫の処分に困っている方におすすめできるのが、当社のような在庫買取です。
在庫買取を利用することで在庫を処分できる上に、買い取られることで一定のお金も手に入れられます。
在庫処分をお考えの方は利用を検討すると良いでしょう。

まとめ

今回は、個人事業主が棚卸しないことのリスクについて解説しました。
棚卸が必要な商売をしている個人事業主の方は、棚卸対象の在庫を理解した上で忘れずに棚卸しましょう。

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洗顔料3800点 在庫処分品の買取

EC向けで販売されていた洗顔料を買取させていただきました。

クーポンコード付きのシールがすべてに貼られていて、白石商事にて全てシールを剥がす作業を行うという条件で取引いたしました。

 

アマゾンのFBA販売で販売不振になった場合、弊社に一括で売却することにより在庫保管の長期化を防ぐことができます。

 

 

白石商事は、まずは写真をもとに買取の可否と、おおよその買取価格をお伝えいたします。すぐに現地に伺ったり電話でのしつこい交渉は行いません。

売却いたい商品がございましたら、まずは買取見積もりフォーム又はLINEから商品の写真をお送りください。

棚卸差異の許容範囲とは?棚卸差異を少なくするための対策についても解説します!

棚卸をしたときに、実際と帳簿の在庫数が異なり困ったことがある方は多くいらっしゃるでしょう。
棚卸にミスはつきものですが、利益を正確に計算するためにもミスはできるだけ減らしたいものです。
今回は、棚卸差異の許容範囲と対策を解説します。
ぜひ活かしてみてください。

棚卸差異の計算方法と許容範囲について

棚卸差異とは、帳簿に記録している在庫数と実際の在庫数が異なることを言います。
そして、棚卸差異の程度を表すために棚卸差異率を用います。
これは、実際の在庫数から帳簿上の在庫数を引いて、その数を帳簿上の在庫数で割って計算します。
差異率にもよりますが、営業利益にも大きな影響が出る場合があるため、差異が発生している場合はその原因を特定して改善する必要があります。

また、一般的に棚卸差異率の許容範囲は5パーセントとされています。
棚卸差異はできるだけ少ない方が良いため、差異が発生している場合は対策を施すことが大切です。

棚卸差異を少なくするための対策とは

棚卸差異を少なくするためには、以下のような対策を施すと良いでしょう。

1つ目の対策は、業務の制度化です。
多くの場合棚卸は人手を使って行うため、ミスを完全に無くすことは難しいものです。

しかし、棚卸を制度化することで、ミスを減らすことは十分可能です。
ミスの原因を分析した上で、業務の工程ごとに制度を定めておくことがおすすめです。
また、制度化してマニュアルをつくった場合は、作業者の目につきやすい場所に貼っておくことで業務のミスをより減らせます。

2つ目の対策は、みなし出庫を導入することです。
みなし出庫とは、伝票処理せずに出庫することを指します。
伝票処理がないことで手間が省け、作業を素早く完了できます。

3つ目の対策は、日次棚卸をすることです。
毎日棚卸を実施することにより棚卸の期間を少なくできるため、ミスが生じにくくなります。
手間はかかりますが、ミスを極力減らしたい場合におすすめです。

ここで、棚卸差異が発生した場合にできることとして、在庫買取を紹介します。
当社のような会社に在庫の買取を依頼することで、在庫管理費を削減できるため、在庫管理にお悩みの方は利用すると良いでしょう。

まとめ

今回は、棚卸差異の許容範囲と対策を解説しました。
差異が出ないように対策するのは大切ですが、差異が発生してしまった場合でも許容範囲の5パーセント以内に抑えるようにすることが重要です。

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棚卸差異はどちらに合わせるべき?差異が発生したときの仕訳方法を解説します!

棚卸差異が発生した場合に、実際の在庫数と帳簿上の在庫数のどちらに合わせて記録するべきか迷ってしまう方が多くいらっしゃるでしょう。
2つの異なる数字が出てきてしまうと、どちらが正しいのかはわかりにくいものです。
そこで今回は、棚卸差異が発生した場合はどちらに合わせれば良いか解説します。

棚卸差異が発生した場合はどちらに合わせる?

棚卸差異が生じた場合は、帳簿の在庫を実際の在庫数に合わせます。
実際の数が少ない場合は、棚卸減耗費という項目で仕訳します。
また、実際の数が多い場合は繰越商品という項目で仕訳します。

そして、棚卸差異の原因がわからない場合は、棚卸差益や雑収入の項目で仕訳することを理解しておきましょう。
会社によっては他の項目を使用する場合もあります。
棚卸金額は利益を決める大きな要素であるため、差異ができるだけ少なくなるようにすることが大切です。

棚卸差異をなくすためのポイントとは?

棚卸差異はできるだけ少ないことが理想的であるため、以下のようなポイントを理解しておくと良いでしょう。

1つ目は、在庫買取を依頼することです。
在庫買取を依頼することで在庫の量を減らせます。
そのため、在庫が多い場合には買取を依頼することがおすすめです。

2つ目は、指差し呼称と声出しです。
棚卸のときに指差しで作業を確認したり、作業をする者同士で声を出したりすることで、丁寧な作業ができます。
これらは準備が要らず、すぐに開始できるため、棚卸差異をすぐにでも無くしたい方はぜひ実践すると良いでしょう。

3つ目は、情物一致を意識することです。
情物一致とは、情報の処理と物の動きをできるだけ一致させることを言います。
ここで大切なことは、商品を入庫したらすぐに保管場所に格納することと、情報の処理はため込まずにその場で行うことです。
これらのことを意識することで、棚卸差異を未然に防げます。

4つ目は、検品です。
会社によっては、納品された商品の中身を確認せずに保管する場合があります。

しかし、そのような場合には数量間違いや誤送が発生している可能性があるため差異が発生しやすくなります。
入庫の段階で差異が発生するのを防ぐためにも、検品をきちんと行うことが重要です。

まとめ

今回は、棚卸差異が発生したときの仕訳方法を解説しました。
仕訳について事前に理解しておくことで、差異が生じても冷静に対応できるでしょう。

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確定申告の際に記入する在庫がわからない際にはどうすれば良いのか解説します!

確定申告の際に記入する在庫についてご存知でしょうか。
確定申告では、在庫、つまり棚卸資産を計算してそれを記入することが求められます。
そこで今回は、棚卸資産とその計算方法を解説します。
また、正確な在庫がわからない場合にはどうするのかも解説するので、ぜひ参考にしてください。

棚卸資産とその計算方法について

棚卸資産とは仕入れたものの売れなかった商品のことを言います。
また、販売活動に使用される消耗品も棚卸資産に含まれることを把握しておきましょう。

棚卸資産は、在庫の数量に在庫の単価を掛けて計算します。
一般的には、年末に最も近い日に仕入れた商品の仕入れ単価をもとに計算する最終仕入原価法が用いられます。

棚卸資産を計算することで、売上原価を考えることもできます。
売上原価は、期首商品棚卸高に当期商品仕入高を足して、その後期末商品棚卸高を引くことで求められます。

確定申告で正確な在庫がわからない場合はどうする?

ここからは、棚卸の際に発生しがちなトラブルを紹介します。

1つ目は、正確な在庫数がわからないことです。
棚卸のときには、帳簿上の在庫と実際の在庫の数が合わないという問題が発生することが多くあります。
その際は、在庫の確認ミスがないか、仕入れ段階のミスがなかったかなどを再度確認することになります。
それらの作業をしても在庫数が合わない場合は、実際の数を基にして在庫の数を確定して対処します。

2つ目は、在庫に不良品があることです。
在庫が存在し、その在庫が不良品であった場合は棚卸資産として扱えないことに注意しましょう。
その場合は、棚卸資産評価損として計上するか、実質売上原価として取り扱います。
また、不良在庫が発生してしまうことは良くないため、原因や管理方法を確認することも忘れないようにしましょう。

3つ目は、棚卸が長引くことです。
決算までに棚卸が終わらないことは大きな問題です。
そのようなことを避けるためには、棚卸を事前に計画性を持って行うことが大切です。
棚卸の作業を始める日はいつでも良いため、早めに対処しておきましょう。

まとめ

今回は、正確な在庫数の確定方法と棚卸資産について解説しました。
確定申告では正確な数字を記入する必要があるため、記入する在庫数を正しく計算できるようにしておきましょう。

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棚卸資産における廃棄損の会計処理とは?在庫廃棄のメリットについても解説します!

在庫管理に悩んでいる方の中には、在庫を廃棄しようとお考えの方も多いでしょう。
不要な在庫を廃棄することにはメリットが存在しますが、そこには必要な会計処理があることをご存知でしょうか。
そこで今回は、棚卸資産の廃棄損の会計処理と、在庫廃棄のメリットについて解説します。
ぜひ参考にしてください。

棚卸資産の廃棄損の会計処理はどうする?

まず、棚卸をする理由について解説します。
棚卸は、期末の商品や在庫の数量、金額、そして仕入金額を把握することが目的です。
仕入金額は会社にとって常に把握しておきたい項目であるため、棚卸は重要な作業です。

棚卸する上で理解しておきたいこともいくつか存在します。

まずは、廃棄損の計上です。
棚卸の結果、商品を処分する必要が生じたときは、その金額を廃棄損として計上する必要があります。
つまり、棚卸資産の廃棄損の会計処理としては、きちんと棚卸表に記入することが求められます。

次に理解しておきたいことは、届出評価方法をチェックすることです。
在庫の評価方法は購入単価によって異なります。
その方法はいくつかあり、届出によって選択できますが、届出をしていない場合は最終仕入原価法で評価することを覚えておきましょう。

在庫廃棄のメリットについて

廃棄損を計上する必要がある在庫廃棄には、以下のようなメリットが存在します。

1つ目は、決算直前でも廃棄できることです。
決算直前に廃棄すると、税金逃れと捉えられる可能性もありますが、決算直前でも廃棄は可能です。

しかしその場合には、期末までに実際に廃棄することが必要なので、期末日までに必ず廃棄業者に引き渡しましょう。
また、税務署から在庫廃棄の妥当性をチェックされることも考えられるため、廃棄時の記録を明確に保管しておくことが大切です。

2つ目は、在庫管理費用の削減です。
在庫が多い場合は、その分だけ保管の費用や人件費がかかります。
そこで在庫廃棄をすることで、在庫管理コストを削減できます。

その際におすすめなのが、当社のような会社に在庫買取を依頼することです。
在庫買取を利用することで管理費用が削減するのはもちろん、お金を手に入れることも可能です。

まとめ

今回は、棚卸資産の廃棄損の会計処理と、在庫廃棄のメリットについて解説しました。
不要な在庫が多い場合は、必要な在庫処理があることを踏まえて、廃棄を検討すると良いでしょう。
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白色申告を提出する際に棚卸が必要なのかわからない方は多くいらっしゃるはずです。
確定申告は複雑なものだと考える方は多いため、その中に記載する内容も複雑に感じてしまうでしょう。
そこで今回は、白色申告で棚卸は記載する必要があるのか解説します。
白色申告をする際にご活用ください。
 
□棚卸資産とは?白色申告で棚卸は必要?
 
棚卸資産とは、大まかに在庫のことを指します。
商品や原材料、仕掛品などは在庫として扱われ、棚卸資産を仕訳する際に記入が必要です。
 
そもそも棚卸とは、決算書を書くための在庫管理のことを言います。
そのため、個人事業における棚卸は12月31日に行われることが一般的です。
そして、棚卸の際に作成した原始記録や棚卸表は確定申告で提出する必要はありません。
 
しかし、白色申告を提出する際に記入する収支内訳書には棚卸高の記載が必要であるため、棚卸は確実に行うことが大切です。
また、原始記録や棚卸表は、白色申告の場合は5年間補保存する必要があることを理解しておきましょう。
 
□収支内訳書に記載する内容とは?
 
先ほども説明しましたが、白色申告を提出する際には収支内訳書の提出が必要です。
この収支内訳書とは、収入と支出の内訳を記載した書類のことを指します。
その書類を正しく記入することにより、確定申告において必要な納税額を一眼でわかります。
 
ここからは、収支内訳書に記載する項目をいくつか紹介します。
 
まずは、売上です。
1年間の売上を記載します。
このときに、実際に代金を受け取っていなくても、当期の売上は全てその期の売り上げとして取り扱うことを覚えておきましょう。
 
次に、期首商品棚卸高です。
1月1日時点での商品の総額を記載します。
年の途中で開業した場合は、開業日時点の商品の総額を記載しましょう。
 
そして、期末商品棚卸高です。
12月31日時点の商品の総額を記載しますが、年の途中で廃業した場合は、年度末とした日付時点での商品の総額を記載します。
 
ここで、期末の棚卸高を少なくする取り組みとして、在庫買取を紹介します。
当社のような会社に在庫買取を依頼することで、在庫が減って管理費用を削減できます。
 
□まとめ
 
今回は、白色申告で棚卸は記載する必要があるのか解説しました。
白色申告において棚卸は必須であるため、期末には忘れずに棚卸しましょう。

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